空き家問題×難民問題 地域社会で難民の人が暮らしをデザインできる家を
難民申請者の方が社会的信用を理由に、家を借りることができない状況があります。
「じゃあ、自分たちが大家になろう」
そんな想いで、クラウドファンディングを始め、多くの方からのご支援をいただき、千葉県大網白里市にある空き家を購入しました。
初めまして、大家の学校4期生のたけです。
また、私はNPO法人WELgeeという難民支援団体に所属をしていて、
団体として購入した家の管理人をしています。
*愛のある大家を目指し、クラウドファンディング。約400万円を寄付していただきました。ご支援ありがとうございました。
購入した家を、DIYイベントを開催しつつ、少しずつ改修中です。
難民の方と日本人の参加者が、共にDIYをし、共にご飯を作り、難民問題について語るのではなく、共に同じテーマについて考えるワークショップを行うそんなイベントです。
つい先日も、共にピザ窯を作り、共に地方創生について考えました。
また、購入した家を拠点に、積極的に地域の方々との交流も行っています。
子供たち80人が千葉ハウスに来てくれた時の写真です。地域の不動産会社さんが行っている学童保育の子供たち!!みんな元気で、家が一時、子供に占領を。。。笑
また、子供以外にも、地域社会のアクターの方々と「Face to face」をモットーに、お会いしています。NPO法人の方や、地域企業の方、時には私たちの活動に興味持ってくださった県外の方も。
様々な方と会うことによって、網の目のようにネットワークが広がっています。
ある日、
日頃よりお世話になっている地域住民の方が、
『大網は、英語にすると、「Big Network」だよ。この地域から世界に飛び立つことがしたい』
そんなことをおっしゃっていました。
そのお話を聞いたとき、私自身も日本の地域社会が持つ「井戸端会議」のような関係性の濃さが、遠く離れた母国を逃れてきた難民の方の抱える悩み・苦悩を解決し、そのような人とのつながり中から、難民の方も夢を抱くことができるのではないか?ふとそんなことを思いました。
家を購入してから、2019年6月をもって1年がたちます。そして、草の根的な活動が徐々に実を結ぼうとしています。
以前よりお世話になっている
地域の企業さんと業務委託契約を結び、子供たち向けに学習塾を行います。
ただ机に座って学ぶのではない、本当に様々な学びを提供します。
最初は、難民の方と「一緒に」いる。話す。笑う。
そんな空間を築いていきます。
まだまだ始まったばかりの私たちの活動ですが、
今後とも応援していただけたら幸いです。
*NPO法人WELgee
千葉ハウス掲載記事
・Ready Forを通じて、クラウドファンディング
「日本で第二の人生を。次の一歩を支える”難民シェルターを東京に」
https://readyfor.jp/projects/welgeehouse
・TBS ニュースバード「難民とともに生きるシェアハウス」
・千葉日報
難民受け入れ生活支援 地元理解へ交流にも力 大網白里・シェアハウス
【「共有」を力に 社会問題解決のヒント】
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/544664
・NHK ハートネットTV
人と人とのつながりが生きる道になる WELgee代表、渡部清花さんの難民支援
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/77/