旅するように暮らす家 ナデシコ | 大家の学校

旅するように暮らす家 ナデシコ

東京で生まれ育った私が多拠点生活を望むわけ

それは母の介護が始まったこと。

 

東京の蒲田で生まれ育った私が、多拠点生活のはじめに選んだのは

千葉県一宮町にあるこの家でした。

最大の魅力はサンルーム。光と緑が際立っています。

 

まるでロッジのような黒い梁と階段。

そして広く高い吹き抜け!

2階のベランダにある広い檜風呂。

ここから沈む夕日が眺められます。

 

トイレの洗面ボウルは一点ものの陶器。

 

とても普通の住宅とは思えない、まるでロッジのような造り

細部にまで凝った造作と建具類。

軽い気持ちで内見したのですが、一目で気に入ってしました。

 

そしてここは2020年東京オリンピックで初めて競技として採用される

サーフィンの会場が目の前という立地。

この家で暮らしながら、民泊をやってみたい!

一瞬の閃きで、この家を譲っていただくことを決めました。

 

 

今から2年前の暮れに、母親の介護のために体を壊して

勤務していたコンサルティング会社を退職。

介護生活が本格的に始まりました。

それまで出張などで移動が多く、土日や夜もイベントやセミナーで家を空ける生活。

介護生活が始まると家を留守にすることもままなりません。

 

そこで、あちこちに自分の家という拠点を作っては

母を車に乗せて巡回するという旅ぐらしができるのではないか。

多数、家を持っても自分だけでは使いきれないので、

シェアハウスや民泊で利用すればいいのではないか。

 

そんなことを考えながら、物件探しの活動を始めて数ヶ月。

この家に出会いました。

 

なぜかこの家を取得する手続きなどはトントン拍子に進んで行きました。

母が体調を崩して入院するなどの問題も起こりましたが

住宅ローンも無事に通りこの家の主人に。

 

何より不思議なことに、自分のゆかりのある人がこの家の持ち主であったということ。

「私はこの家に呼ばれて来た」

そのような運命的を感じる不思議な家。

 

 

民泊をはじめる前にまずは友人から、ということで友人を招いています。

これからシェアハウスとして友人が住む試みも始まります。

 

いま私が感じているのは、

こんなにすばらしい住空間を一人で使うのはもったいない!

みんなにも味あわせてあげたい!

という気持ち。

 

人々が黙々とサーフィンをする海岸に力強く鮮やかな日が昇り

夕暮れ時の青い色彩に包まれる部屋で夜の始まりを静かに味わう。

 

そんな気持ちの良い家の暮らしをみんなとシェアしたいんです。

 

 

今は、この家から気持ちの良い暮らしを始めています。

これから、もっと気持ちの良い家を、気持ちの良いエリアに、増やしていけたらと考えています。

 

 

 

【物件の概要】
所在地:千葉県長生郡一宮町(外房線太東駅から1.8km)
建物:木造2階建(1階:洋室6畳、LDK12畳、小上がり3畳、サンルーム2畳、2階:和室6畳、洋室6畳、ロフト3畳、洗面所1.5畳、檜風呂1坪、ベランダ8畳)

空室:ルームシェア、短期滞在可能
大家:前保優子(株式会社前保レジデンス)
サイト等:Facebook

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