未知とアンテナ ナイトツアーvol.1 開催
改めまして筆者は、愛知県岡崎市生まれ育ち働き、生粋の岡崎市民。
父が創業した不動産賃貸業の2代目大家になるために日々奮闘中の
山本倫子(やまもと・みちこ)と申します。
(筆者がどんな「ヒト」なのかは前回の記事にて。)
今回は、日々細々と活動しているまちづくりでのお話。
michinomachi の活動として、岡崎のまち歩きマップ「未知とアンテナ」を発行したことから、
ナイト版マップ発行準備と銘打って、「未知とアンテナ ナイトツアー」を開催しました。
その様子をお届けします。
今回は3軒のはしご酒。
お酒よりも店主さんと話すのに夢中な夜のツアーとなりました。
まず1軒目は一番の目当てだったお店『千も登』へ。
やっているのかさえ定かでない中、どきどきしながら扉をあける。
(この瞬間たまらない。)
約60年も続く、現在は小さな飲み屋さん。
昔は割烹料理のお店だったそうで、芸妓さんが立ち寄ることも多かったんだとか。
厨房の棚には器がたくさん並んでいて、当時の雰囲気が伝わってくる。
昔はお姉さんがメインで厨房に立たれていたけど、
今は78歳になるお母さんが、無理なく自分のペースでお店を切り盛り。
このまちの昔のことはもちろん、最近の新しいお店まで知っているという
アンテナの高さに驚き、お母さんの飾らぬいい具合に力の抜けた空気感につい長居してしまいそうになる。
今はほとんど常連さんしかみえないそうだが
私たち新参者をあたたかく迎え入れてくれた。
これは、お母さんにまた会いに行くしかない。
あぁ、やっぱり人だ。
私は ”このまちの人を伝えたい” と改めて思った。
あの人がいるから、そこに行きたくなる。
同じ場所でもその人がいなかったら、違う場所になってしまうような気さえしてくる。
そのくらい、まちにとって『人』というのは、そのまちを表しているのではないか。
二軒目は安定の『お食事処 みゆき』。
ここではしっかり食事を取りながら
ツアー参加者さん同士の自己紹介タイム。
(確かに初めましてになるから、こういう時間は必要。次回参考に。)
ということで、大将と奥さんと話しができなかったので、その楽しみは次回にとっておくことに。
三軒目は松本町まで足を伸ばし、『椿寮』へ。
女将さんがお一人で切り盛りする小料理屋さん。
これまた、最後は女将さんとの女子会という面白い展開に。
もう台湾風の唐揚げは他では食べたことないくらい美味しいし
近くの山で取れたというミョウガの梅酢漬けも癖になるし
なんだか最後は女子会のような人生相談というのか、女将さんの名言が連続。
いろいろな人生経験されてきたからこその懐の深い言葉が
グサグサと刺さり、完全にノックダウン。
(いい意味で。かっこよすぎて、男前過ぎて。惚れそうだった。)
この日の帰り道はお腹も心もいっぱいで
また違う岡崎を知って、より岡崎が好きになって
もっとディープな岡崎を掘っていきたい、、と想いながら筆者は一人いい気分で家路についた。
そしてやっぱりこれは誰かと ”共に” 体験することで価値が増す。
(vol.2開催済み。vol.3 はいつに?!)
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きっと、これを読んでいると岡崎に来てみたくなるでしょう。
いや、ならなかったとしても、近くまでお越しの際は、是非ご連絡ください。
岡崎の日常の暮らしを匂いを感じていただけるよう、
2代目大家が自分のまちを愛を込めてアテンドいたします。