2018.11.01

高円寺アパートメントが2018年度グッドデザイン賞を受賞しました

高円寺アパートメントが、2018年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。

これからも、住人の皆様や地域の皆様をはじめ、高円寺アパートメントに関わる皆様にとって、心地のいい場に育っていけたらと思っております。

以下、応募概要と審査員のコメントです。
詳細は、以下のURLからご覧ください。
http://www.g-mark.org/award/describe/48242

応募概要

高円寺アパートメントの最大の特徴は、24歳の女性が、「女将」と呼ばれるコミュニティマネージャーとして、住みながら住人同士や地域住民との関係性を育んでいることだ。建物は、杉並区高円寺に位置する旧国鉄社宅をリノベーション。1階には住みながら店舗を運営できる4戸の店舗兼用住宅と、焙煎コーヒー店とクラフトビール店の計6店舗が軒を連ね、その前に設けた芝生広場では44戸の一般賃貸住宅を加えた2棟計50戸に新たに入居した住人たちが地域住人と日常の交流を深めている。住人が自分たちの暮らしをより楽しくしようと主体的に様々なイベントを企画。過去3回行われたマルシェは新たな高円寺の風景となり多くの来場者を集めた。

審査委員の評価コメント

社宅からのリノベーション案件でもある高円寺アパートメントは暮らし方イノベーションとも言うべき構成で組み立てられている。周辺との関係、隣人との関係、子供達や高齢者との関係。様々な関係性を重視し組み立てられている。プログラムとして想定された女将の立ち位置など、起動する切っ掛けから、現在では住人や以外の参加によりイベントが行われる。コトに対する価値を共通資源として繋がり合っている。サービスとして提供されるプログラムは切っ掛けであり、お互いの持ち味が空間の開放感を生み出している様に思う。「共存」すると言う使命の様なモノよりも、緩やかに始まる優しい空間に仕上がったのだろう。